時が経つのは早いもんだ

　仕事中天気が良いので店の入り口をぼんやりと眺めていたら、中学校の制服を着た男の子が横切った。まだ春休みだと思うのだけど、部活だろうか？

　ひょろっと伸びた身長にいまどき風に伸ばした髪。
　
　しかし顔はどこかで見かけたことが・・・・。と思っていたら、私が会社に入社仕立ての頃、よくお母さんと一緒に花を買いに来てくれていた近所の少年だった。

　出会った当初は丸坊主で、人見知りするたちなのかお母さんの後ろにぴったりとくっついていたのを覚えている。
　「僕背が低いの。いっつも前に並ばなあかんから嫌やねん」とかいってたのになぁ。
　今ではきっと後ろのほうだろう。

　大きくなったなぁ・・・。としみじみしてたのだが、其れもそのはず。私が会社に入社してから丸四年も経っているのだ。
　家の庭に植えている木だって苗木だった頃に比べ大分幹が太って来たし、犬だってちょっとおじいになってきてあまり散歩中リードを引かなくなった。

　私自身も（本人に自覚は全くないけれども）四年前とは変わったところがあるのだろうと思う。
　生きることって歳とることだよなぁ。としみじみ思った日でした。